大江 LOVER '江里花だん’’

2017-04-28 22:34

佐田岬半島のほぼ真ん中辺り、瀬戸内海を望む小さな村’大江’があります。佐田岬半島の瀬戸内海側は、リアス式海岸になっていて、深い入江が多く、大江も美しい深い入江の中に斜面に沿って家々が連なっています。
佐田岬半島の太平洋側の海は明るい空色をしていて穏やかなときが多いのにくらべ、瀬戸内海側、大江の入江は、深い緑色をたたえ、ざわざわと波立っていることも多いようですが、なんとも言えぬ美しさです。
海辺の側にN氏ご夫妻の日本家屋の良さをたっぷり味わえる住まいがあります。大江に生まれ育ったN氏の、故郷への想いは彼の生き様そのものです。地域の良さをアピールするために結成された佐田岬見つけ隊、国際交流活動等のほか、退職後は自宅の周りの荒れ地を整備、美化に努め、先代から受け継いだ柑橘畑を手入れして、誰もが気楽に自然を楽しめる場にしたいと、草刈りから山小屋の補修作業、道づくりと何でもこなしていきます。
一方、N氏の妻は、自然の庭作りに余念がない。N氏が海から流木を拾って垣根やオブジェを作り、妻は、草引きに明け暮れる日々。美しい花壇を作るのではなく、できるだけ自然に自生している草花の中を散策できるよう工夫をしている。’江里花だん’と名付けられた庭は、大江の里の意。彼らのこだわりがある。

そして、二人の夢は、ここに誰もが、お弁当を持って、あるいは、自由にお茶を楽しんで、くつろぎのひと時を過ごして頂き、大江の村を知っていただくこと。大江の村の自然の美しさ、豊かさを体感して頂くこと。大江LOVERのご夫婦です。


誰もが自由にここに来てお茶をして欲しい。


手作りの橋。小川が流れる


深い緑色をたたえた瀬戸内海


海からの流木でオブジェを!


木のイスのぬくもりの中でお茶しませんか?


近い将来、ミカン畑の中でカフェOPENを夢見て!





日本のマチュピチュ?人口40人の村

2017-04-17 11:35

3月下旬、雨の一日、友人に’日本のマチュピチュ’に行こう!と誘われ、その村を訪ねた。
日本のマチュピチュ?マチュピチュには行ったことはないけれど、道路沿いの数軒の合間から、上へ上へと、狭い坂道が続く。丹念に美しく積まれた石垣沿いに家々が点在していく。17世帯、40人の人口の村、平磯。佐田岬半島のさきっぽまで数キロの瀬戸内海を望む村。高齢化した村人達は毎日この坂道を登り、各家に戻っていく。村の一番高いところに、お寺があり、村人たちは毎日、交代で水を取り替えにいくという。荷物を運ぶとき、病気をした時、この坂道をどう登っていくのだろうか?と余計な心配をしてしまう。かつてどの村にもみられた村人同士の助け合いが、この村には、脈々と受け継がれているという。柑橘畑の高さを揃え、美しく刈り取られた防風林自主的なゴミの回収40人の村だからこその努力。村を美しく保ち、古人の生活の知恵や、良き風習を残すことで、ネットや口コミでこの村の魅力が伝えられ、今日、外国人も多く訪れているという。ヨーロッパでは、鷲の巣村というサラセンに追われ、山肌に張り付いた、ちょうどこの、平磯のように、地形に合わせた坂道沿いに家々の建つ小さな村々が、今日、多くのツーリストや、芸術家たちの根拠として脚光を浴びている。







佐田岬半島には、特に先端に行くほど、こうした石垣の美しい、しかし、住む人々には日々の生活そのものが、ハードな労働を強いられる村々が多く点在している。不便な事は決してマイナス面だけではないと思う。足腰を鍛え、健康的な生活を心がけ、そして、誰かの助けを必要とすることで、また自分も協力を惜しまず、感謝し、小さな共同体が家族であるよう努力を続け、次の世代へ繋いでいく。

佐田岬の春

2017-04-13 15:33

山笑う佐田岬半島の春は、何と言っても山のあちこちで山がうふうふ笑っているよう。国道197号線は、河津桜が3月早くから咲き、そして、陽光桜ソメイヨシノと彩りを添えていく。それは華やかな美しい世界。佐田岬半島ならではの光景はやはり、山桜。佐田岬半島で推定10万本以上の山桜の木があるという。山桜は、他の桜のように、接ぎ木などで何も掛け合わせていない原木という。決して派手ではなく、メイン街道沿いでもなく、太平洋を臨むあちらの山、瀬戸内海を臨むこちらの山、ドライブの先々の山々でふわふわと春を装う。こぶしや木蓮の花などもあわせて、まさに山笑う、ほんわかとして自然の安らぎを感じる佐田岬の春です。